栃木市の魅力を伝えられる人になりたい

私の頭の中は、大好きな栃木市でいっぱい。

 歴史的な蔵や建物が残る嘉右衛門町。そこで生まれ育ったのが野尻優奈さん。彼女は現在、東京の大学に通いつつ、学校の枠組みを超えて栃木市の街づくり活動をしている『とちぎ高校生蔵部』のOBOG会会長を務める、栃木市が大好きな女子大生です。市内の空き店舗や蔵を活用した仕事がしたいと、大学では被服学や住居学を学んでおり、外で吸収したことを街づくりに役立てたいと話し、「私は、栃木市のことしか考えてないのかもしれない」と嬉しそうに笑います。嘉右衛門町はもちろん、栃木市の街並みが好きで、どこか落ち着いている雰囲気なのが自分に合っていると気づいたそうです。

 以前は、市を盛り上げようと考えている人なんていないと思っていたのですが、自分が知らなかっただけで、そういう方は結構いて、栃木市は街づくりや地域おこしの活動が活発な気がすると話していました。

とちぎ高校生蔵部との出会いが私を変えた。

 野尻さんは、小学生の時からボランティアに興味があり、当時は老人ホーム等福祉系の活動をしていました。高校生になる頃、街づくりに興味を持ち始め、SNSで調べていた時に『とちぎ高校生蔵部』の存在を知りました。最初は勇気がなくて行けなかったのですが、学校だけじゃない新しい繋がりが欲しいと2015年の秋に入会をしました。高校生蔵部は、自分たちがやりたいことを共有して、高校生が主体になって動き、それを大人がサポートしてくれるところが良いそうです。

 入会するまでの野尻さんは、なかなか自分の意見が言えず、自分から何かすることはなかったそうです。それが、蔵部での会議や活動で、仲間が否定せずに自分の意見を聞いてくれて、良い時には賛同してくれたおかげで、自ら発言できるようになり、周りの意見を尊重できるようにもなったそうです。

 蔵部のメンバーが、高校を卒業しても栃木市で活動できるようにと考え、仲間と一緒にOBOG会を設立しました。今後は、栃木市で何かやりたいという大学生や同年代を受け入れ、若い人たちと繋がって、栃木市を盛り上げたいと意気込みを語ってくれました。

この地域に育てられて・・・

 今年成人式を迎えた野尻さん。一生思い出に残る写真は、「この場所で、こんな人たちと出会って、今の私がいる」と市内の思い入れのある場所で撮影をしました。その撮影に同行させて頂いたのですが、その様子は、20年間生きてきた栃木市、そしてこれからも生きていく栃木市で、地元のために活動していくという決意の表れのようにも見えました。

 栃木市のどこが好き?と聞かれると上手く答えられませんが、市内の方だけではなく、市外在住にも関わらず、栃木市で活動している人が多いから、きっと栃木市には何かしらの魅力があるはず。それを伝えられる人になりたいと話す野尻さん。彼女の話を聞いていて、今こうして、彼女のように市を盛り上げようと考え、活動している若者が増えつつあるのかもしれないと思いました。栃木市で、若い力が少しずつ少しずつ動いています。

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