事務所は、栃木市。ビジネスは、グローバル。

ゼロからはじめた、雑貨の卸売業。

今の会社をはじめたのは、10年前。もともとは家具を売りたかったのですが、問屋業をする上でのノウハウもなかったので、比較的ハードルの低い雑貨から取り扱いをはじめたんです。
雑貨の卸売といっても、仕入れ先のメーカーとのつながりも、卸先となる雑貨店とのつながりもない状態ですから、まずは地元を中心に営業活動をはじめていきました。
全国的に雑貨屋さんが流行ってオープンするお店が多かったこと、またその割には卸売店が全国でも数えるほどしかなかったこと、そんな幸運が重なったのかもしれません。
ネットを介して全国からも問い合わせをいただき、これまで順調に経営してくることができました。
最初は日本のメーカーから仕入れていましたが、徐々に海外へと目を向けるようになり、年に数回はアジアを中心に海外の工場を巡っています。その中で、インドに信頼できる家具の仕入れ先が見つかり、今年から念願だった家具の取り扱いもスタートしました。
家具に関しては卸売だけでなく、エンドユーザーに直接販売する小売での形態を考えています。まずは商品に触れていただくために、ショールームもオープンさせたいですね。

感性の近い人が、自然と集まる街。

今の場所に事務所を構えたのは、会社の立ち上げから約半年後のこと。神奈川の大学を卒業し、地元に帰ってきた時に歴史ある建物が並ぶこのエリアの魅力に改めて気づき、古い物件をリノベーションして利用することにしました。
雑貨や家具の卸売をするにあたって、都会でないといけない理由は見あたりません。
マーケットは日本全国、仕入れ先は海外ですから、事務所が栃木市にあっても東京にあっても、ビジネス的には同じことなんです。
ビジネス以外のことを考えると、むしろ自分にとっては断然こちらの方が合っています。家具や雑貨でも、素材をそのまま活かした本物志向のものを集めているのですが、この土地に魅せられて集まってくる人たちも同じ趣向を持っているのか、栃木市には感性的に通じあえる人がとても多いんです。
近くの雑貨屋さんや古道具屋さん、カフェの仲間と年に数回「クラモノ」というイベントも開催するなど、どんどん広がる人とのつながりが楽しいですね。

蔵まちビエンナーレ、開催!?

10年前から栃木市に事務所を構え、人とのつながりからイベントまでを開催するようになりました。
そして最近では、若い移住者も増えてきて、街が変わりつつあると感じています。そんな流れを後押ししてくれているのが、行政。
「クラモノ」には県外からもお客さんが集まってくれるのですが、集客のPRや駐車場の手配も市がサポートしてくれているんです。行政と民間の距離が近くなって、新しいことをはじめる時に相談できるというのは、心強いですね。
実は今、群馬県の中之条で開催されている「中之条ビエンナーレ」というアートイベントのお手伝いをしています。1カ月間で約30万人も集めるこのイベントは、最先端の地方の見せ方と言えるでしょう。ボランティアを通じてできる限りのことを吸収し、栃木市でももっと面白いことを実現させてみたい。
蔵や古民家といったハード面で見ても、人というソフト面で見ても、ポテンシャルは十分に揃っていますから。

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